いつかあの羊に会いに

思い立ったが吉日

紅葉色とりどり

 最近ガタッと寒くなるので紅葉がとても鮮やかだ。今年は一段と黄色も赤も美しい。
近所の並木道も驚くような、ちょっとうれしくなるような感じでちょっと誇らしい。

12月に入って紅葉というのもなんだけれど、毎年の恵比寿様の縁日と重なる風景も珍しい。


11月の連休には梅林の手入れに行った。今年最後の草刈りになった。
ウメノキゴケは地方によってはレッドデータ種だとNHKのきょうの園芸にあった。
生け花や園芸のではわざわざこれを木に張り付けて出荷したりして風格を出すそうだ。

それでもなかなかどうして取れるものではない。二時間で一本がやっとだった。
空気のきれいなところに生えるとあったのが救いけれど、
栽培管理を見直すべし、とのこと、イノシシのつくった穴もでこぼこあって、手におえないことだらけ。

こどもの頃はリュックいっぱいに背負って帰ったのが懐かしい。
木の寿命、最盛期があるにしても、もっといい状態にして次の世代に手渡したいと思った。

でもやっぱり私は町育ちで、草刈もつる切りも慣れない道具を振り回して肩を痛めてしまった。
刃物を木に向けるのはなんだかこわい。というか台所でまな板ならいいけれど刃物はあまり持ちたくない。

ビアンキのロシアの動物作家の本に、鳥の猟のあと、猟銃を持って沼で迷子になる話があったが、
生き物に銃や刃を向ける原始的な狩猟はちょっと非日常的なことらしい。